~淡路瓦400年祭 Wonderful History~
積み重ねた実行委員会での議論、そして確かめ合う絆・・・・・・・・・
地元住民の皆さまへの趣旨説明会・・・・・・・・・
多大なるご協力をくださった観光協会の皆さま方への趣旨説明会と町めぐり視察・・・・・・・・・
多くの方々にお越しいただいた感動のグランドフィナーレの様子・・・・・・・・・
-淡路瓦400年祭 総評-
このたびのイベントを通じて、我々瓦業界人自身として改めてこの瓦というものの価値、そして瓦の町であることの価値を自覚した一か月でした。発起から約2年半・・・、決して本業の業績は芳しくあるはずもない中、有志による自発的な参加による実行委員会を積み重ね、議論すること限りなく。いま何が大切であり、何を取り戻すべきであり、何をもって前進すればいいのかということを漠然とイメージ出来るに至りました。業界関連諸団体はもとより行政、商工会、観光協会等他業種の方々、そして何よりもこの瓦の町に住む地域住民の皆さまのご声援・ご協力なくしての成功はなかったと感じます。多くの人に支えられてある淡路瓦の歴史・・・この感謝の念があればこその今後のさらなる100年です。この原点的な価値・意味を思い出させてくれたことがまず第一の成功であり、このイベントを起点とする力強い一歩を踏み出すに十分なる原動力となりました。
不器用、不十分な広報ながらも、多方面よりの多大なお力添えにより、延べ5,000人以上もの人々にお越しいただくことができました。この小さな島での大きな胎動のその本質を見極めるべくお越しいただいた業界関連団体の皆さまからは、大いなる刺激を受けつつ、それを持ち帰っての各地・各団体・各個人による瓦の啓蒙活動への発展等計画のご報告もお伺いしています。また行政・観光業界主導による淡路島の新たなるブランド化戦略として、この地にしかない価値としての瓦と瓦の町をもってする発展的取り組みも計画されています。それらはすべて、かけがえのない、また本来もっとも優位的にポテンシャルを発揮できるはずの瓦というものの多面的かつ象徴的価値に、瓦師たち自身が気付き、それをただ純粋に発信することができたおかげであると自負しています。
歴史、文化、それに関わる地域や人間模様・・・など瓦の持つ感性価値を再認識し、そしてそれを訴えることで人の感性を刺激し、広く消費者に対して瓦(文化)への興味を喚起することができたことは、何にもかえがたい成功であり、今後も継続的・発展的に取り組むべき業界としての一つの方向性を見出せた気がします。
後に示すように、お越しいただいた方からの本当にありがたいご感想こそ、このイベントの成功を裏付けるものであり、まさしくこの400年祭を通じて伝えようとした淡路島の瓦に宿る価値そのものすべてが集約されたお手紙の内容に、感極まる想いであります。
こうしたささやかであれど勇気づけられる生のお声の存在をもって、まぎれもなく成功を収めたこの度の淡路瓦400年祭の総評としたいと思います。
長きにわたりご協力ご支援いただいた皆さん、本当にありがとうございました。
今後もこの寄せられたご期待にそえるようますますの努力をもって業界の発展のため尽力したいと思います。
淡路瓦400年祭実行副委員長 道上大輔
↓↓ ありがたいお手紙の内容に、その成功のすべてが凝縮されていますm(__)m